生活習慣が与える影響

いぼ痔・切れ痔・痔ろう アナタの痔はどのタイプ?お尻に優しい日常ケアと予防法

痔=痔疾(じしつ)ともいい、肛門周辺の静脈が圧迫されて、血液の流れが滞ることで起こる疾患の総称


実は「痔」はワタシ達ヒトに起こる特有の疾患なんだそうです。


直立二足歩行のワタシ達は、頭(脳)へ血液を送るために直腸や肛門付近の血管は常に強い圧力がかかっている状態。
長時間の立ち仕事や座り仕事などや肛門付近に体液がうっ滞したり、便秘や下痢を繰り返すなど肛門へ強い力がかかることで発症のリスクは高まるようです。


★☆★目次★☆★

 ・いぼ痔
 ・自分で出来る応急処置
 ・治療法と対策
 ・外科的療法の種類と方法


痔の基礎知識 痔の種類


いぼ痔・切れ痔・痔ろうの3種類あり、発症する部分や症状によって分けられます。


いぼ痔


排便時のいきみや便秘により、肛門へおおきな負荷がかかり、直腸や肛門部分にある毛細血管の集まりである静脈叢がうっ血して腫れること。


いぼ痔の中でも発症する部分によって内痔核と外痔核の分けられます。
肛門にいぼ状の腫れができ、歯状線を挟んで内側に出来るものを内痔核、外側に出来るものを外痔核と呼びます。



内痔核
痔の中で1番多い。
便秘等による排便時の強いいきみ、長時間同じ姿勢をしていたり、出産がきっかけで起こることが多いです。


内痔核は痛みはあまりないが出血があります。


歯状線の内側は直腸粘膜で、知覚神経が通っていないため痛みを感じません。


排便時の出血や肛門から脱出した時に初めて痔に気づく人も多いです。
便器が真っ赤になるほど出血することもあり、ビックリするひとも多いです。



外痔核
外痔核は、肛門の皮膚部分に静脈叢がうっ滞して腫れができること。
内痔核とは逆で出血はほとんどないが痛みがあります。


肛門の歯状線の外側は知覚神経が通っているので、痛みを感じる事が多いです。
大きな血栓ができることもあり激しい痛みが起こることもあるようです。


便秘や下痢、アルコールや辛いものなどの刺激物の摂り過ぎや座りっぱなし、冷えやストレスが原因で起こります。


切れ痔


切れ痔=裂肛ともいい、その名の通り肛門が切れたり裂けてしまうこと。



便秘で硬い便を出そうとした時や、下痢便の勢いで肛門付近の皮膚が切れてしまうことで起こることが多いです。
便秘がちな女性に多く見られる時のタイプです。


外痔核と同様、知覚神経が通っているので強い痛みを感じ、痛いのが嫌で排便を我慢する→便秘になる→切れ痔の悪化と悪循環を繰り返し、治りにくくなることもあります。


切れ痔を繰り返すと、裂け目が深くなり炎症を起こします。
潰瘍やポリープができて肛門が狭くなる(肛門狭窄)こともあるので、早めの治療が肝要です。


痔ろう


あな痔とも呼ばれ、歯状線の窪みに細菌が侵入して感症を起こし、直腸から肛門周辺の皮膚に膿のトンネルが出来る状態。



肛門の周囲に膿がたまる「肛門周囲膿瘍」が悪化し慢性化すると、痔ろうになります。


歯状線にある肛門陰窩や肛門腺と呼ばれる小さな窪みに便が入り込み細菌感染をおこします。
通常はここに便が入り込むことはないのですが、下痢便の場合は入り込むこともあるようです。


症状としては、お尻がズキズキ傷んだり、肛門周囲から膿が出たり、時には発熱することもあります。
痔ろうや肛門周囲膿瘍は市販薬で治すことはできないので、なるべく早く肛門科などの専門医を受診しましょう。


自分で出来る応急処置

急に肛門が痛くなったり、便器が真っ赤になるほどの出血が起こると非常に驚きますよね。
症状がでたのが休日や夜間だったりとすぐに病院を受診できない場合、自分で出来る一時的な応急処置方法を紹介します。


出血した時
排便時に勢い良く出血しても、ほとんどの場合自然に止まります。
なかなか止まらない場合、肛門を清潔にしてからトイレットペーパーやコットンなど柔らかい素材のもので10分程度肛門部を圧迫するように押さえると止まりやすくなります。



真っ赤な血の場合はさほど心配はありませんが、便に黒ずんだ血が混じっている場合や、大腸での出血が疑われます。
大腸がんの可能性もあるので、すぐに検査をすることをおすすめします。


痛み
お尻を温めて血行を良くすると痛みが和らぐことが多いです。
半身浴や座湯などで、ぬるめの湯にゆっくりと浸かりましょう。


お風呂に入れないほど痛い場合、カイロや蒸しタオルで患部付近をじんわりと温めると効果的です。


腫れに伴う痛み
肛門周囲膿瘍や痔ろうなど、腫れを伴うズキズキした痛みは、冷やすを緩和されます。
うつぶせ寝になり、濡らしたタオルや保冷剤などを患部にあてて冷やしましょう。


その他
内痔核がでてきてしまった場合、ゆっくりと指で押さえると戻ります。
戻りにくいお場合は、押さえながら立ち上がると戻りやすようです。


治療法と対策


痔の治療方法は、大きく分けて保存療法・手術療法(外科的療法)があります。

痔の治療は基本的に保存療法での治療になりますが、痔の種類や症状の程度によって治療方法も異なってきます。


保存療法


保存療法は、生活療法をしながら軟膏や座薬の外用薬を使って治療していきます。
生活療法とは、生活習慣の改善することで、症状の緩和・再発を防ぐ意味でも必要な治療法です。


生活療法
便通(便秘や下痢)に気をつける(食習慣の改善・食物繊維・水分補給など)
長時間同じ姿勢をしないようにする・立ちっぱなしや座りっぱなしを避ける
トイレでの長居を・いきみすぎないようにする
腰を冷やさない
ストレスを溜めない
アルコールや辛いものなどの刺激物を控える


薬物療法
座薬や軟膏は出血や腫れなどの症状を抑え、便をスムーズに排出させる作用もあります。



外科的療法の種類と方法


痔の手術と聞くと、痛いし入院もしなければ行けないと思っている人が多いでしょう。


肛門科の病院の看板などにもあるように、日帰り手術や15分程度で終わる手術など医療技術が進歩し、以前のような手術のイメージとは違うようです。


注射硬化療法・・・硬化剤を注射して、患部を硬化・縮小させて出血を止める方法。


結紮切除術(けっさつせつじょじゅつ)・・・痔核に血液を送っている血管を縛り、痔核を切除する方法で、いぼ痔を根治が期待できる治療法です。(施術により、日帰りから10日前後の入院)


赤外線凝固法・・・痔核にレーザーをあてて凝固・縮小させます


ゴム輪結紮法・・・内痔核の根本に輪ゴムを巻きつけて、痔核を壊死させる方法


用手肛門拡張術・・・肛門に指を入れて狭くなった肛門を広げ、括約筋の緊張を取り除く手術。


裂肛切除術・・・裂肛を切除して治りやすい形に整える手術。


LSIS(側方内括約筋切開術)・・・括約筋のいち部を切開して、肛門を広げる手術法。(日帰り手術も可能)


開放術式・・・痔ろうのトンネル部分を完全に切開解放する手術法。再発率は低いが、肛門の変形が起こることがあります。


シートン法・・・痔ろうのトンネル部分に輪ゴムを通して圧迫。徐々にトンネルの一部を切開していく手術法。


肛門科を受診するのは勇気が入ります!女性のみならず男性でも恥ずかしい部分です。

なので、痔を市販薬などを使って自力で治そうと思う人もいるでしょう。


排便時の出血を痔だと思いこんでいて、実は直腸がんだった・・・ということもあります。
恥ずかしさよりも命が大事です!思い切って肛門科で検査をすることをおすすめします。


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