病気のリスクと予防法

カルシウム不足のツケは50代で回ってくる!? 骨粗鬆症の原因と予防

日本人は慢性的なカルシウム不足と言われます。


成人1人あたりの1日の必要量は600mg(牛乳600ml相当量)約70%以上の人が必要量を摂取できていないのです。


カルシウムは骨や歯に約99%含まれていて硬組織を形成
骨や歯を強くするために、カルシウムが必要とされるのは主成分でもあるからなんですね。



残りや約1%もとても重要な役割をしています。


血液の凝固作用の促進・心筋収縮力の強化・ホルモン分泌の円滑化・神経や筋肉の興奮性を抑制したりと大切な働きを持っています


★☆★目次★☆★

 ・カルシウムが不足するとどうなる??
 ・カルシウム不足が引き起こす重大な病気
 ・骨粗鬆症の原因 
 ・骨粗鬆症の治療方法
 ・カルシウムの吸収を高める上手な摂取方法
                                                        

日本人の慢性的なカルシウム不足の理由

                                            

日本人の慢性的なカルシウム不足の理由として、食の欧米化と日本の土壌が関係していると言います。


まず食の欧米化


もともと日本人が食していた和食は食材にカルシウムが含まれているものが多く、食事で1日に必要なカルシウムが補えていたのです。
お米や魚・葉物野菜などにはカルシウムが多く含まれ、和食には欠かせない食材達ばかりです。ですから、必然的に摂取することになり昔の日本人はカルシウム不足には縁がなかったと言えます。



しかし現代の日本は、カレーライス・グラタン・ハンバーグ・ラーメンなど食の欧米化が進む一方、簡単に調理が出来るインスタント食品・加工食品(冷凍食品など)が多様化され、好んで食べる人が多くカルシウム不足だけでなく、栄養バランス自体がわるいことが問題視されています。


日本の土壌と日本人のカルシウム不足。


一見、関係性のないように感じます。
ワタシたちが口にする野菜などほとんどが国内で生産されたものです。


日本の国土のほとんどは黒ボク土壌などの火山灰起源の土壌が多く、これらの土壌はカルシウムがほとんど含まれていない、酸性の土壌なのです。
そのため日本でとれた野菜などにも含有量は少なく、土壌からしみ出した湧き水・井戸水、そして河川の水もなどの飲み水も酸性・軟水で、ほとんどカルシウム(ミネラル)が含まれないため不足しがちになるんだそうです。


カルシウムが不足するとどうなる??

カルシウムが不足すると以下の様な症状がでるのですが、長期間にわたって不足すると起こる症状がほとんどで、初期のころは自覚症状がないことが多いです。


ですから、カルシウム不足であることになかなか気づかず、骨粗鬆症や軟化症・骨折・骨の変形時に初めて分かることも多いのだそうです。


カルシウム不足になるとでる症状

歯がもろくなる
骨がもろくなり変形・骨折しやすくなる
骨粗鬆症・骨軟化症を引き起こす
出血した時にとまりにくくなる
イライラする
手足のしびれ・痙攣
まぶたの痙攣
何もしてなくても足がつる
血圧の上昇(高血圧)・血管の老化
動脈硬化


不足しているからといって、逆に過剰摂取しすぎるとミネラルバランスが崩れて貧血や便秘になることもあります


尿にカルシウムが多量に排泄されることで尿路結石にもなる場合もあるので、むやみやたらに摂取するのではなく適量を摂取することが大切ですね。
〔カルシウム不足が引き起こす症状→手足の痺れや攣り高血圧


カルシウム不足が引き起こす重大な病気

カルシウム不足が引き起こす病気には命にも関わる重大な病気もあります。


高血圧動脈硬化骨粗鬆症です。



骨粗鬆症がカルシウムが不足すると発症すると言うのはイメージがありますが、高血圧や動脈硬化と言われてもいまいちピンとこないです。


高血圧の原因は塩分の摂り過ぎ。


実はカルシウム不足も高血圧に大きく関係し原因の1つでもあるのです。
〔高血圧について詳しくはコチラ→自覚症状ゼロ!?【サイレントキラー 高血圧】の真実 自分で出来る予防と改善策


通常、体内でカルシウムは骨や歯に貯蔵されている状態で、不足すると副甲状腺ホルモンの指令で骨から血液中に流れ出し血液中に不足したカルシウムをおぎないます。


副甲状腺ホルモンは細胞内にもカルシウムを取り込む働きもするため、血管の筋肉部分まで入り込んで筋肉を収縮させます。


この働きによって血管内側が狭くなり、高血圧を引き起こすのです。


動脈硬化は高血圧と相関関係にあり高血圧から動脈硬化を引き起こすことがあります。


カルシウム不足が原因の動脈硬化は、カルシウム不足が続くとどんどん骨からカルシウムが流れでて血液中のカルシウム濃度が高くなり(カルシウム・パラドックス)、余ったカルシウムが血管壁に付着し石灰化して動脈硬化となってしまうのです。


骨粗鬆症

骨粗鬆症とは、骨が弱くもろくなり 骨折しやすくなる病気です。


本来骨はかたいもので、ちょっとやそっとのことでは折れたりしないもの。
しかし、骨密度や骨量・骨質が減少・劣化すると骨の強度がなくなり折れやすくなってしまいます。



健康な骨は、多くの骨梁(棒状の骨)が縦横に連なって強度を保っています。
この骨梁が細くなったり切れたりすると骨の中がスカスカの状態になってしまうのです・・・


骨強度=骨密度(70%から80%)+骨質(20%から30%)


骨粗鬆症は原発性骨粗鬆症と続発性骨粗鬆症に分けられます。


骨粗鬆症患者の約90%は原発性骨粗鬆症とみられ、はっきりとした原因は不明ですが加齢や閉経が関係しているとみられれています。


続発性骨粗鬆症はステロイド剤投与による副作用や、子宮や卵巣の摘出によってホルモンバランスが急激に崩れることで起こる原因が明らかな骨粗鬆症です。


骨粗鬆症は女性に多い病気で、特に多いのが閉経を迎えた中高年の女性です。


閉経が近くなる50歳前後(閉経の時期は個人差がある)頃から骨量が一気に減少していきます。


コレは女性ホルモンエストロゲンが骨の新陳代謝に大きく関わっている影響で、女性ホルモンが減少するのと比例して骨量も減少していくのです。
〔女性ホルモン エストロゲンについて詳しくはコチラ→バストアップに必要な女性ホルモン エストロゲン


骨粗鬆症の原因

骨粗鬆症の原因。
それは骨の新陳代謝のバランスに関係しています。


身長が伸びるときに骨が成長しますよね?
大人になったらもう、骨って死ぬまでそのままなのかと思っていたんですが、実はそうではなく成長後も一定のサイクルで骨を作る骨形成と骨を壊す骨吸収を繰り返しているのです。


これが骨の新陳代謝です。


バランスよく行われれば、健康な骨を維持・骨量もアップさせることができます。
しかし、骨の新陳代謝のバランスが崩れてしまうと、血液に吸収されて言った部分をうまく補う事ができず骨量が減っていってしまいます・・・


新陳代謝のバランスが崩れる原因は加齢と閉経にあります。
加齢に伴って身体はカルシウムを吸収しにくくなっていきます。


ワタシたちの骨の密度は18歳頃でピークに達し、その後40歳くらいまではキープし続けますが50歳ころから一気に低下していきます。
加齢に伴う骨密度の低下は、カルシウムの吸収を促す治療が行われるのです。


また、女性の場合は閉経後に女性ホルモンが一気に減少するために骨の新陳代謝バランスが崩れます。


女性ホルモンの1種 エストロゲンは骨吸収(骨から血管にカルシウムが溶け出す)を抑制して緩やかにする働きを持っています。


エストロゲンが減少してしまうと、抑制効果が弱まり血液中にカルシウムが溶け出す量が増え、骨密度が急速に低下してしまって骨の形成も追いつかず骨がもろくなってしまうのです。


骨粗鬆症の症状

骨粗鬆症の自覚症状は殆ど無く、骨折して初めて気づいたり検査をして骨密度が低いと言われることで骨粗鬆症と分かることが多いそうです。


骨がもろくなって骨折しやすい部分は、手首の骨や背中(腰)の骨、大腿骨頚部(股関節)の骨折が多いです。
特に手首の骨折は骨粗鬆症の前触れとも言われます。



もし、何らかのはずみで手首を骨折してしまった場合、骨密度も合わせて測定してもらうことをオススメしたいです。


骨粗鬆症で1番心配なのが脆弱性骨折


脆弱性骨折とは、軽い衝撃でも骨折してしまうこと。


例えば、転倒してしりもちをついただけでも骨折してしまうことなどを言います。


中でも、身体の重みだけで背中や腰の骨がつぶれてしまう椎体骨折は、背中や腰が曲がったり、身長が縮んだりします。しかし、痛みが伴わないこともあるため、骨折自体に気づかないことが多いそうです。


骨粗鬆症は、運動器が衰え要介護になりやすい状態を言います。


ロコモの原因は、筋力の低下・バランス能力の低下と骨や関節の病気です。
中でも、骨粗鬆症は1番寝たきりになる可能性・リスクが大きい骨の病気なのです。


他にも骨盤骨折・股関節の骨折などは最悪の場合、寝たきりになってしまう可能性もある部分なので、骨粗鬆症を予防・転倒予防に気をつけなければなりません。


骨粗鬆症の治療方法

骨粗鬆症になってしまったから・・・といって諦めるのは早いです。


骨粗鬆症の原因のところでもお話ししたように、骨は一定のサイクルで常に再生を繰り返しているのです。
ですから、骨粗鬆症と診断されても骨量を増やし骨粗鬆症を改善することは可能なんです。



骨量が少ないと診断されたら投薬治療が始まると思います。
治療に使われる薬は大きく3つの役割に分かれます。


【腸管からのカルシウム吸収量を増やす】
カルシウム製剤・・・骨に必要はカルシウム自体を補給する薬


活性型ビタミンD3製剤・・・カルシウムを腸管からの吸収を促すための薬

カルシウムの吸収にはビタミンDが必要で、日光にあたることで体内でビタミンDは合成されます。


【骨の形成を助ける】

ビタミンK2製剤・・・血液の凝固に重要な役割を果たすビタミンk。
その中でもビタミンK2は骨の形成を促進する骨の新陳代謝に関わっています。


副甲状腺ホルモン(PTH)・・・副甲状腺ホルモンには、骨吸収を促進する役割があります。
血中のカルシウム濃度を上昇させ、て骨吸収を促進させるための薬です。


【骨の吸収を遅らせる】

カルシトニン製剤・・・甲状腺から分泌されるホルモンの1種で破骨細胞に作用して血液中に骨が溶け出すのを抑制します。


イプリフラボン・・・合成によって作られた植物性のビタミン様物質で、骨吸収を抑制する作用があります。


ビスホスホネート製剤・・・破骨細胞の働きを強力に抑え、骨量をすやすことが期待出来ます。


エストロゲン製剤・・・閉経後の女性など、女性ホルモン エストロゲンが急激に減少したことによる、骨吸収を抑制させる作用をもつ


投薬と同時に食事療法運動療法も取り込まれ、骨密度を低下させないために、食事でカルシウム・ビタミンD・ビタミンKなどを積極的に摂ることを勧められます。


カルシウムを摂るだけでなく吸収しやすくすることも必要なのです。


また骨密度を低下させないためには運動も必要です。


激しい運動は骨折の危険性も高いため、軽い有酸素運動やストレッチが効果的。

毎日散歩をしたり、背筋を伸ばす運動・片足立つなど骨に適度な刺激をあたえることで強化されていきます。



また、日頃から運動をおこなっていることでバランス力も強化されるので転倒防止にもなり一石二鳥です。


カルシウムの吸収に重要なビタミンDは、日光を浴びることで体内で合成されます。
日光浴をするだけでもカルシウムの吸収量が上がって骨粗鬆症予防にもなるのです。


骨粗鬆症を予防するには??

カルシウムを骨に貯蔵するのに最適な時期が産まれてから20歳頃までの間


骨の成長でもあり、しっかりとカルシウムを吸収出来る大切な時期。
この時期に骨量を増やせたかどうかで将来の骨粗鬆症のリスクが大きく変わってくるそうです。


20代から40代の時期は骨量を減らさないようにキープし続けることが必要です。
食生活の中に積極的にカルシウムを豊富に含む物を取り入れたりサプリメントなどで必要量を補うことも効果的でしょう。



特に女性の場合、この時期に妊娠・出産を経験します。妊娠・出産時には、お腹の赤ちゃんに優先的にカルシウムが供給されるので、ママはカルシウム不足になりがちです・・・


妊娠中はもちろん、出産後も授乳中のママもカルシウムが不足しないように注意が必要です。
40代以降は骨量が減っていく一方・・・骨粗鬆症予防のためにも更に積極的にカルシウムを摂ることが必要になってきます。
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カルシウムの吸収を高める上手な摂取方法


骨粗鬆症や骨量の減少と聞くとカルシウムの不足と連想します。
カルシウムが多く含まれる食品として有名なのが牛乳やチーズなどの乳製品
乳製品はワタシ達の体内に1番吸収しやすい形をしていることや手軽に食べることができるので、効率よくカルシウムを摂取することが可能な食品です。



しかし、日本人の多くは乳糖不耐症で、乳糖を分解する能力を持っていないヒトが約8割近くいると言われます。
乳糖不耐症とは、消化器に乳糖の消化酵素ラクターゼが欠乏・活性していないため、消化。吸収されずに大腸へと送られ、腹痛やお腹の張り・ゴロゴロする・下痢などの症状を起こします。


乳糖不耐症の人の場合、乳糖を分解する能力がないのでうまくカルシウムを吸収することができません。
乳製品(牛乳)からカルシウムを摂ることは難しいでしょう。小魚や海藻、緑黄色野菜・大豆製品やサプリメントからカルシウムを摂る方法をおすすめします。


カルシウムの体内への吸収率


牛乳・ヨーグルト・チーズに豊富に含まれていますが、体内で吸収されるカルシウムは摂取量の約50%程度。
小魚の吸収量は約30%。緑黄色野菜や海藻は約20%と摂取しても吸収量は半分以下なのです。


また、年齢によっても吸収率に違いがあります。


幼児なら摂取量の約75%と高確率で吸収されますが、成人になるとその半分30%から40%程度。


年齢が上がれば上げるほど率は悪くなります。
最近はカルシウムの摂取量よりも、カルシウムの吸収と関係するビタミンDの不足のほうが深刻なんだそうです。


骨粗鬆症の治療方法でも紹介したように、ビタミンDは紫外線を浴びる(日光浴)ことで体内でも合成されます。


しかし、慢性的に不足状態で食物からの摂取も必要なのです。
ビタミンDが不足する=腸管からのカルシウムの吸収が悪くなる=血液中のカルシウムも不足してしまうのです。


カルシウムと一緒に摂ること推奨されるミネラルがマグネシウムです。


マグネシウムは骨の骨芽細胞に働きかけ骨のカルシウム量を調整しています。


マグネシウムが不足してしまうと、補うために骨から貯蔵されている分が取り出されます。
その際にカルシウムも一緒に取り出されてしまい、マグネシウムの量1に対してカルシウムは3から5倍量が放出されてしますのです。


マグネシウムが不足することは骨量を下げることにもつながるのです。
マグネシウムとカルシウムの摂取量の割合の理想は1:3(マグネシウム:カルシウム)です。


逆に、カルシウムの吸収を阻害する物も存在します。
ナトリウム(塩分)の摂り過ぎは、ナトリウムの働きによりカルシウムが尿へと流れでて過剰に排出されてしまうのでカルシウム不足になってしまいます。


また、肉類や加工食品・スナック菓子に多く含まれリン。
カルシウムとのバランスが重要で、バランスが崩れると小腸での吸収が悪くなります。


理想の割合はカルシウムとリンの割合が2:1から1:2です。



たんぱく質・食物繊維の摂り過ぎや、脂肪・アルコールの摂取もカルシウムの吸収を阻害するものなので摂取量に気をつけたいものです。


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